ウッドデッキで黄昏時を迎えた後、江の龍さんに立ち寄りました。
家内はレインボーラムネ。 ぼくはこの 「 正油ぽん 」 がお目当て。
このお菓子、所謂 「 ぽんせん 」 です。
敢えて言うなら正直こう際立った特徴は御座いません。
だからこそ素朴という言葉がぴったりなのです。
素朴な歯ざわり、素朴な風味。
ぼくが思うところ、伊藤軒さんが得意とする「 素朴さ 」 が一番感じられるお菓子ではないでしょうか。
醤油煎餅のように決してしょっぱくなく、だからと言ってもの足りなくも無い「醤油の風味」がザクザクした歯ざわりと相俟ってほんとクセになります。
昔を知らない若い方もきっと笑顔になる懐かしさ。
こういうお菓子に出会えると、とっても嬉しくなります。


店長さん、今日は本当にありがとう御座いました。 店長さんが決断したその日が来るまで 「 江の島と言えば江の龍 」でいてください。
2013.12.07 江の龍