今日の散歩は夕方の早い時間、16時半頃に出掛けてみました。
暗い夜道ではライトの光があたるスポット的なものしか視界に入りませんが、周囲が明るいと「あっちもこっちも、あれもこれも撮っていこう」となって中々先に進みません。。。
そんな中でちょっと興味が湧いたものがあるので載せてみます。
植木屋のおばちゃんちの生垣にカラスウリの蔓がたくさん伸びており、丁度その蕾がそろそろ開く時間になってきました。
カラスウリは「雌雄異株」で、雄株には花粉を持つ「雄花」しか咲かず、雌株には実を付ける役目の「雌花」しか咲きません。
昨日の夜もカラスウリの花を撮って来たのですが、何故か雄花ばかりしか見付からず、目に付いた雌株は既に大きな実を付けてしまっていて、蔓を辿っていっても蕾を持ったものが見付かりませんでした。
そして今日の夕方散歩の時に、どこかに今夜花の咲きそうな雌花が無いかとな?と探しながら歩いているとあった!あった!
で、21時過ぎに再び舞い戻って開いた雌花を撮って来てみました。
雄花と雌花、もっとも分かり易い判別方法は、花茎の付け根に膨らんだ子房があるのが雌花、無いのが雄花。花が咲く前の状態でも子房がぷっくりしているので分かり易いです。
この雌花はすでに閉じてしまっていますが子房が分かります。
こちらは子房のない雄花。
そして花だけ見てどう違うか比べてみるとこんな感じです。
雌花です。花の中央に子房から伸びてきた柱頭が見えます。
雄花です。花の中央に栓をしたように葯があります。
今までカラスウリの花を見ると「なんとも不思議な花だなぁ」という感想しか浮かばなかったのですが、ちゃんと雌雄の区別があったりする訳です。って当たり前か・・・ (^^;
それにしてもホント不思議というか幻想的な花ですね。
下はオマケ。夕方、蕾が開き始めたものをアップにしてみました。
2010.08.08 夕夜散歩