4月11日 昼散歩 其の二
実は、昨日の昼散歩の続きだったりします。
遊歩道沿いにある梨園で人工受粉作業をしていたので覗かせて頂きました。
あのシャキッ!とした歯触りとジュワッ!としたみずみずしさが堪らなくて大好物だったりします。
梨の時期には毎日欠かしたことはなく、朝起き抜けにこいつを食べると脳味噌の中をブドウ糖が駆け巡って目がパッチリ!
いや〜、もう待ち遠しくて堪りません・・・ 笑

梨狩りへは過去に1〜2度行った事はありますが、花時期の梨園の中に
入るのは初めてです。
素人目には解りませんが、中央から左側が「幸水」、右側が「豊水」だそうです。

勿論、こうして梨の花を間近で見るのも初めて。
真っ白で凄く綺麗な花だったんですね。
と思ったら、白い花の中に混じってピンクの花が見えます。

ご主人に伺ったところ、人工受粉をしたあとの花だそうです。
梨園ではこの受粉用の花粉を採る為に、咲き始めの初期に「花粉用の花と蕾」を大量に摘み、それを乾燥させて花粉が落ち易くした状態にしてから何段階かに分けて篩い(ふるい)に掛けて採取し、ピンク色に着色した人工受粉用増量剤を一緒に混ぜます。
何故ピンク色に着色した増量剤を混ぜるのかというと、受粉完了の目印にする為だそうです。
また一つの花に雌しべが5本あり、その全部に受粉してやらないと不恰好な形に成長して売り物にならないので、確実に受粉出来たかどうかその確認の為にもこのピンクが必要だという事です。
受粉後 1週間から10日後には結実しはじめるので、大きく形の良いものを残してあとは全部摘果(間引き)するらしいのですが、作業を手伝うパートの方は言われた通り躊躇なく摘果するのに対して、ご主人はいつも 「あ〜ぁ、勿体無いなぁ・・・」なんて思いながらこの作業をするそうです。
「まぁね、良い梨を作って高い値段を付ける為には仕方がないけどね」
と笑いながら話してくれましたが、こうしてこれから収穫までの作業の一部だけでも聞くと確かに梨の値段が高いのも頷けます。
今が一年で一番忙しい時期というのに時間を割いて色々な話をして頂きありがとう御座いました。
本当はもっと詳しい話をして頂いたのですが、かなり端折って書いています・・・(^^;
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